スタイルブック撮影日記Vol.2

date. 2010/09/27



まずは、福岡ソフトバンクホークス優勝おめでとうございます。

今年はクライマックスシリーズ征して欲しいですね。

そんな熱気冷めやらぬ中、本日福岡は雨にみまわれております。

と同時に湿気が僕の天然パーマを刺激しています。

天パ同志なら分かりあえるこの現象。

天パの皆さんはどう解決していらっしゃるのでしょうか。

僕の場合、長く伸びた天パを煩わしくて切りたいと思いつつも

ベリーショートが似合わないお年頃。

丸坊主も会社的にNG。さらにダメ押しで頭の形が悪い。

天パと共存共栄の道を探していますが、

「ま、もうどうしようもねーや」と諦めの境地にさしかかっております。

御無沙汰しております。天然パーマの「U」です。

さて今回は、スタイルブック撮影日記Vol.2という事で熊本編後半です。

スタイルブックって何?または今回初めて福岡店のブログを読むという方は8/31のアーカイブからご覧下さい。

前回、高菜めしを獣顔でたいらげた僕ら一行は針路を南へ。

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熊本県人吉市に向かいます。

阿蘇から約120km。

益城ICから高速に乗り人吉ICまで谷を縫うように走り長いトンネルを抜け

人吉市市街地までが130km。

これから20km程一般道。

離合できないような細い道を走り、

荒木隊長と「駅あるのー?」なんて言って走っていると

みかん山の頂上に目的地がありました。

そこは、「大畑駅」。呼び方は、「おこばえき」。

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JR九州肥薩線の山線と呼ばれる険しい区間にある駅。

日本で唯一ループ線の中にスイッチバックがある駅として鉄っちゃんにも人気の無人駅。

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説明が面倒なので以下8行ウィキペディアよりコピペ。

開業当時に走っていた蒸気機関車のために設けられた、信号所と給水所としての役割が大きかった駅で、現在でも駅の周りには人家がなく、大畑の集落に出るには徒歩1時間近くかかる。

人吉駅から連続した勾配を登ってきた蒸気機関車は、この駅で給水をする必要があった。また機関士たちのみならず、トンネルの連続で乗客達も顔や手が煤汚れするため、駅のホームにある湧水の洗顔場で洗っていたという。人吉駅から大畑駅まで、D51型蒸気機関車で1トンもの石炭を消費し、1分間に250リットルもの水をボイラーに送り続けていたという。特に、1927年まではこのルートが鹿児島本線とされ、多くの重量貨物列車が往来していた。この駅で一休みした列車は、さらに険しい矢岳駅への勾配へ挑んでいった。スイッチバックを併せ持ったのは勾配途中に平坦な場所を設け、そこに停車場を建設するためだった。



なーるほど!さすがウィキ!!分かり易い。

要するに補給所兼休憩所としてできた駅で、人の乗り降りはあんまり考えてなかったということのようです。

しかしながら、自動販売機もない時代に水を提供していたこの駅には、当時水を飲んだ方たちが感謝の意味を込めて

名刺を貼っていかれ、山中の無人駅ながらも今でも愛されています。

あやかろうっていうことでちゃっかり荒木隊長が相乗りです。

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撮影後半、観光列車の「いさぶろう」「しんぺい」のどちらかが出現!

ぞろぞろと降りてきた鉄っちゃん達!!

車で来ていた僕らをチラ見後、駅をバシャッています。

「お!あいつら車で撮りに来てるんだ。」

という同類感及び親近感を言葉交わさずとも感じてしまいます。

すいませんが違います。

僕らは鉄っちゃんではありません。

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予定より1時間半早く終了し次の列車までの待ち時間があまりにも長いため、列車に乗る予定を変更し車で次の目的地「矢岳駅」へ。

ナビの時間計測だと1時間半かかる模様。

「大畑駅」の山を下っているとナビに載っていない道が・・・

案内板にはしっかりと矢岳という文字。

安全策を取りナビに従うか。それとも冒険してみるか。

考えるまでもないですね。

僕らは男の子ですから。

いったらんかーいとばかりに冒険コースへ。

ラリーコースと化した道を30分程走破すると矢岳の集落に。

案内板に「矢岳駅あと1km」!

約1時間のショートカットに成功!!

機械なんかに頼らなかった自分達のヤンチャさに誇らしさを感じつつ

「矢岳駅」に到着!!

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この駅は集落も近く、山中ながら今も実際に人が使っている現役の駅でした。

標高536.9m。

なんだかトトロが出てきそうな雰囲気。

話は飛びますが、トトロと初めて会った時のメイちゃんはよくトトロって聞こえたなと

今でも疑問に感じるのは冷めた大人になった証拠でしょうか。

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さて撮影SHOT!

夕立前の空模様、青々とした草木と古びた駅舎のコントラスト!そして、ガルボ!

しばし切なさを御堪能下さい。

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駅の隣りには、記念館がありSLを展示!

と同時に何故かクワガタが販売中。

カゴ込みで700円也!!

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このクワガタ一体誰が購入するのでしょうか。

きっとここいらのチビッ子達は「自然は友達」状態のはずですから

自分達で捕獲できるはず。

まさか僕らのようなふらっと来た人がターゲット?

世知辛さゼロのゆとり販売!!

撮影後、散歩中の地元民の「気さくなおっちゃんWith犬」と軽く談笑!

お「今日はほんなこつくそ暑かな。ところで、あたー、どっから来たっな?」

僕「福岡から撮影にきました。これから福岡に戻ります。」

お「そらー、ほーがくもにゃぁーとっからきたな。」

「気を付けて帰らなんばい。そして、また来にゃんばい。矢岳に!」

僕「御親切にどーもー。また来ます。」

これにて一日目の撮影は終了!

疲れた・・・・・・・・・・。

荒木隊長も炎天下の中納得のいくカットを撮り続けてお疲れの御様子。

ここはほぼ熊本と鹿児島の県境。

しかし、これから福岡市まで250km!

しかも人吉ICから八代IC間は「眠りの谷」と勝手に呼んでいる眠気MAX区間!

眠るな、俺!

それでは、また!!

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